平成28年7月3日に公益社団法人日本柔道整復師会第45回北海道学術大会が、札幌コンベンションセンターで開催されました。一般公開講座としての特別講演は、札幌医科大学医学部 フロンティア医学研究所 神経再生医療部門 教授、同付属病院 神経再生医療課 教授である 本望 修先生のご講演でした。内容としては、脳梗塞や脊髄損傷による運動障害を患者自身の骨髄から骨髄腋を採取し、その中の骨髄間葉系幹細胞を1億個に培養し、点滴による静脈内投与(約1時間)により患者さんに再び戻すという患者さんが持っている自然治癒力を生かした治療です。しかも1回の投与で数か月から場合によっては1年間神経再生がおこなわれるそうです。この治療は培養した自己骨髄幹細胞を患者さんに戻す事(神経栄養)で血管新生を促し神経再生を可能にする、今まで脳梗塞や脊髄損傷で運動障害を起こしていたいた方にとって待望の治療法であると感じました。映像の中で患者さんの動かなかった手足が動く様子が出ていましたが今まで脳梗塞や脊髄損傷の後遺症と言われていたものを治せる時代が近い将来やって来るのだと感じました。いまこの治療は治験の段階で、再生医療の実現に向け製薬メーカーであるニプロと協力体制を結んだ話をしておりました。この件の問い合わせについては札幌医科大学のホームページに載っております。ぜひ参考にして下さい。当院ではこれからも勉強会に積極的に参加し皆様に情報を伝えていきたいと考えております。話は変わりますが、道路より見えづらかった看板をリニューアルしました。これからも少しでも当院が皆様に喜ばれる整骨院であれるよう努力していく所存です。